【★★】山西正則 放課後!ダンジョン高校 全11巻
過疎化が進む島で発見された古代遺跡のダンジョン。
探検できるのは島唯一の高校「弾正高校」に通う生徒のみ。
ダンジョン×高校生活の物語。
絵もストーリーも”惜しい”感じのする作品。
登場人物の描き分けや背景の描きこみもまぁまぁできていて読みやすい。
古代遺跡で発見されたオーパーツが強力な武器になったり、それがダンジョンの謎につながっていたりストーリー的に悪くない。
異世界ではなく、現実世界にあるため、登場人物の行動が突拍子もなく見えてしまうことがある。
先生たちの目的が島の繁栄というのが一貫していたのはよかった。
8巻でダンジョンの謎が解き明かされた後は、特に何の説明もなく主人公が変わって、残り3巻はだらだらと続いて終わったのが残念。